お箸のちょこっと豆知識~輪島塗箸編~

輪島箸 本うるし先乾漆矢羽根2膳入箸 4,730円(税込)▷このお箸をもっと詳しく見る

箸の始まりは竹だった

その昔、食べ物を手で食べていた人類が、必要に応じて箸やスプーンを、またナイフ、フォーク類を考え出したと言われています。中国では麺類を考案し、それを食べる道具として箸が考え出されたのではないか、との説もあるようです。ここでは、お箸のルーツとちょこっとした豆知識についてのお話です。

輪島箸 本うるし花嫁のれん夫婦箸3,300円(税込)▷このお箸をもっと詳しく見る

漢字のルーツから考えると、箸という字は竹冠に者と書いて箸と読むように、箸は竹で作られていたとの説が有力です。そしてその箸はトング状になっていて、各自が使う手元箸ではなく取り箸として使っていたそうです。形が鳥のクチバシのようだからハシと言った説もあり本当のところはよくわかりません。

お箸の楽しみ方

輪島箸 本うるし先乾漆松喰鶴2膳入箸4,730円(税込)▷このお箸をもっと詳しく見る

お箸は日本のものだからと殊更に和風デザインにこだわらなく自由に選んで楽しみましょう。インテリアに合わせたり料理や食器に合わせたり、塗りの箸や木肌そのままの箸、漆にこだわらず、明るくポップなデザインの箸などは洋食にもマッチして華やいだ食卓が演出できます。

お客様の箸なども昔は使い捨ての割りばしが失礼のないものとされていましたが、現代ではそんな感覚もうすれてきました。お客様全員が同じ箸ではなく、いろいろなデザインの箸を沢山揃えて、その日の雰囲気に合わせた使い分けをした方が肩もこらずに楽しいはずです。

お箸のマナー

輪島箸 本うるし先乾漆沈金 稲穂2膳入箸6,050円(税込)▷このお箸をもっと詳しく見る

お箸を使って食事をする人は、世界の人々の1/3だと言われています。その中で全ての料理を箸だけで食べるのは、私たち日本人でけだそうです。そんな中、今一度お箸使いのマナーやタブーは知っておくのも大切なことですね。

以前、お客様に「七つハシを知っていますか?」と尋ねられました。「七つハシ?ここは七尾ですが、七つハシとはなんですか?」と聞き返すと、「差し箸、ナメ箸、迷い箸、寄せ箸、噛み箸、くわえ箸、二人箸だよ」と教えてくださいました。ああ~そういえば高校時代、礼法という授業があった中で、お箸のマナーとして教えていただいた記憶がよみがえってきました。調べてみると、意外にもお箸のマナーはこれ以外に沢山ありました。

 

そのお箸にまつわるマナーの中で、こんなエピソードがあります。東京の寿司屋である人が寿司を食べていた時の話しです。カウンターの向こう側で酒を呑みながら寿司を食べていた女性が「これ美味しい~!」と寿司屋の大将に声を掛けたとき、その大将が真顔で「箸の使い方も満足に出来ねえ客に美味しいとか、美味しくないとか言って欲しくねえんだよ。!」と言ったそうです。あわてて女性の手元を見ると、嫌い箸のひとつとされる握り箸で寿司を口に運ぶ最中だったとか…。確かに、人は見ていないようで見ているのが箸の持ち方です。外で食事をする時には特にお箸の持ち方に気を付けるように心がけたいものですね。

お箸を贈る

輪島箸 本うるし蒔絵山水1膳入箸 (赤)23,650円(税込)

先日、男性のお客様がお嬢さまへの就職のお祝いをと、ご来店いただきました。店内を一回りされた後、お客様は輪島塗のお箸を手に取りお買い求め頂きました。お客様は、「これからは、ひとりで頑張って食べていけるように、食生活をおろそかにしないように、という意味を込めてこれにします。」と仰いお求めいただきました。お箸一膳の贈り物ですが、そこには贈る人の気持ちが込められているものですね。

お箸は、たとえ一膳と言えども、日本人なら毎日の食生活の中で、なくてはならない道具の一つです。こちらでご紹介しているお箸は全て、石川の伝統工芸品である輪島塗のお箸です。本漆を使用したつややかな使い心地は、必ずご満足いただけることでしょう。お祝い事のお返しや、プレゼントにもお勧めします。

今の輪島塗の現状

震災後の作業風景です。輪島塗の職人たちは伝統産業を絶やさないようにと懸命に努力を続けております。まだまだ作業現場の環境も整っておりません。時には皆様方にお待ちいただくこともあるかと思いますが何卒宜しくお願い申し上げます。

当店では、普段使いのお箸から最高のお箸まで幅広く取り扱っております。また、その他のお箸もございますのでお気軽にお問合せ下さい。

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