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九谷焼コラム

九谷焼の魅力

九谷焼 5号皿古九谷青手土坡に牡丹図 2,200円(税込)▷このお皿をもっと詳しく見る

 

 

石川県で伝統工芸品と呼ばれるものは国指定で10品目、県指定が6品目、希少伝統工芸品20品目の合計36品目あり、どれも長い歴史と風土の中で今でも大切に育まれ暮らしの中に息づいています。また石川県の人間国宝(重要無形文化財保持者)と呼ばれる人数は京都に次いで2番目です。まさに伝統王国の名をもつ石川県が誇る伝統工芸の一つに九谷焼があります。

 

◇九谷焼の美

 

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九谷焼には、九谷五彩と呼ばれるように色彩は多彩で大胆な色絵装飾が特徴です。豪快な【古九谷】、古九谷を背景にした赤地色絵の風雅【木米】、全面を色で塗りつぶす“塗埋手”や黄・緑・藍・紫の四彩に青手古九谷の遺伝子が息づいている【吉田屋】、九谷焼すべての手法を間取り方式で取り入れこれらに金彩を施すことにより生まれた【庄三】、永楽和全により全面を赤で下塗りし、その上に金のみで彩色した豪華絢爛な【永楽】、白い素地に赤のみで描がいた上に金彩を加える赤絵細密画の【飯田屋】など九谷焼はバラエティ豊かです。

 

◇九谷焼の用途

 

九谷焼 豆皿古九谷青手鶴かるた文1,100円(税込)▷この豆皿をもっと詳しく見る

 

九谷焼の「美」を学んだところで今度は「用」の楽しみ方を知っていただきたいと思います。私たちの食卓って和もあれば洋もあるし、中華もありますね。だからこそオールマイティな器が求めらるというわけですが、そんななか九谷焼はさまざまな画風を生み出し人々の声なき声に耳をそばたてながらまた、使い手の希望により添いながら新しい技法や意匠に挑戦してきました。

 

◇九谷焼の器選びのポイント

 

 

器選びのポイントはまず、盛りやすさが第一です。大きさはやや大きめで、少し深みのある器が重宝します。最近ではお料理映えをする器などというように、つい白っぽいお皿や青磁といった無難な色を選びがちだと思いますが、思い切って九谷焼の大胆な絵柄に挑戦するのも斬新です。特に九谷焼は華やかな色絵が特徴なのでデーブルの中央に置いて取り廻す大皿や大鉢はダイナミックで説得力があります。

 

◇九谷焼を使いこなす

 

九谷焼 5.3号古九谷梅に鳥舟型小鉢揃▷この小鉢をもっと詳しく見る

 

最近ではテイクアウトのお料理も抵抗なく取り入れる方も多くなっていますが、そのテイクアウトのお料理もお皿に盛り付ければさらに超一流の料理人が作ったであろうの一品に早変わりになりますす。そのコツは高く盛り付ける事だそうです。九谷焼の器を使ってお料理もワンランクあげてみませんか?

 

器にお料理を盛りつけ食する。使った器を洗い、それを拭きあげる。これを繰り返すことで器たちはゆっくりと年月をかけて育って宝物のような存在になっていることでしょう。「もっとあなたに近づきたい…」今も九谷焼はそう願っています。四季折々の食材を九谷焼のうつわに大胆に盛り付けていただく。それこそが九谷焼が望む姿だと思います。

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