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COLUMN & SELECT

若女将セレクト

能登 花嫁のれんと オリジナル漆器

 

◇花嫁のれんとは

 

能登の風習の中に「花嫁のれん」というものがあります。これは幕末から明治時代初期のころより、加賀藩の領域である能登・加賀・越中で始まり、今もなお続いている婚礼の風習です。花嫁は嫁入り道具の一つとして「花嫁のれん」を持参し、それを嫁ぎ先の仏間の入り口に掛けます。この花嫁のれんは仏間との結界を表しているといわれている格式の高いのれんです。とりわけ能登の地域一帯は信仰心に厚く、仏壇を大切にする習慣があることから、花嫁のれんの風習が広まったと考えられています。

 

 

 

 

◇花嫁のれんの素材と図柄

 

花嫁のれんと呼ばれるものは、ほとんどが加賀染めや加賀友禅で作られています。その昔、花嫁のれんは前田のお殿様が広めた文化とも言われ、そんな時代に伝統文化に力を注いだお殿様が友禅作家を育てる為に作らせたともいわれています。

 

また、作られた時代によって色合いが異なります。現代は華やかな色使いで豪華絢爛な仕立てですが、華美な事が許されなかった時代(戦時中)のものは比較的渋い色使いに作られています。中には、花婿用ののれんとして、「婿のれん」というものもあり、色使いは赤や朱ではなく紺や緑といった色で、ふさも紫や紺色になります。そして家紋は、すべて実家の紋を入れます。花嫁のれんは1枚として同じものはないと言われており、家紋や色の出し方図柄がそれぞれ異なります。

 

絵柄は花嫁の両親が娘の幸せを願い選びます。仲の良いとされる夫婦のおしどりや高砂、そして加賀友禅の留袖や振袖に多い御所車や宝尽くしといった着物図柄が一般的ですがそれにとどまることはありません。最近では、花嫁ご本人がデザインを手掛けられることもあり、自分の生まれ育った地域の景色や、それにまつわるエピソードをデザイン化し花嫁のれんに仕立てられる方もいらっしゃいます。

 

 

◇花嫁のれんはどんな時に使う?

 

結婚式の当日、玄関先で合わせ水の義を終えた花嫁が白無垢に着替えて仏間の入り口に掛けられた花嫁のれんをくぐり、仏壇にご挨拶をします。「今日からここの家族として宜しくお願いします。」ということですね。その後、結婚式の会場へと向かいます。花嫁のれんは、1週間ほど掛けられたままにし、親せきやご近所の人たちにお披露目をします。その後は箪笥に終い大切に保管されます。結婚式の他にはお祭りや法事にも掛ける家もあります。

 

人生で一度しか使わないのれんと称されるこの花嫁のれん。一度きりというのも勿体ないということから、最近では結婚式の披露宴会場に飾り、演出の一つとして使われることが多くなりました。

 

 

◇花嫁のれんオリジナル漆器

 

 

 

山中塗 花嫁おわん・花婿おわん4,950円(税込)▷このお椀についてもっと詳しく見る

 

 

こちらにご紹介する商品は、花嫁のれんをイメージした当店のオリジナル商品です。梅と桜の花をメインに、花嫁のれんのふさを描きました。お椀は山中塗で、商品名に「花嫁おわん」と「花婿おわん」というキャラクターを持たせました。商品は、令和3年度の石川県観光土産推奨品にも認定されたお品です。

 

材質は、木くずを圧縮した木質素材で、塗は本漆塗りのお椀です。木質素材は丈夫で取り扱い方が簡単です。柔らかいスポンジで中性洗剤をご利用いただき、お茶碗を洗うようにして手で洗っていただいて結構です。婚礼にまつわる花嫁のれんをモチーフにしているので、ご結婚のお祝いやお返しにおすすめします。

 

 

 

 

山中塗 花嫁のれんスプーン2P1,100円(税込)▷この商品についてもっと詳しく見る

 

 

山中塗花嫁のれんスプーンは、カレースプーンや粥スプーンとして毎日の食卓に幅広くお使いいただけます。口元にふれた感触は優しく、うるしの温かさを感じていただけることでしょう。金属のスプーンとは違う優しい口当たりですのでお子様にも安心してお使いいただけます。口元へとスムーズに運ぶことを考慮して、柔らかなカーブを持たせたデザインとなっています。化粧箱入りで赤と黒のスプーンがセットになっています。ちょっとしたプレゼントや贈り物にも喜んでいただけます。

 

 

 

 

 

輪島塗花嫁お箸・花婿お箸1,320円(税込)

 

商品名に「花嫁お箸」と「花婿お箸」というキャラクターを持たせたお箸は石川の伝統工芸品である輪島塗のお箸です。輪島塗の特徴として全てが天然の素材で手作業により作られています。木は主に能登産のヒバの木を使い、天然の漆で仕上げていきます。漆塗のつややかな使い心地をお楽しみいただけます。箸先はすべらない加工を施してありますので、お刺身や麺類にも使いやすいと好評です。

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