沈金体験
本日のお客様~雪の結晶を沈金体験~
本日の沈金体験はお名前もいでたちも、まるで宝ジェンヌの様なとても素敵なお客様です。沈金の説明を一通り終えいざ何を彫るかを考えていただくのですが、お名前に「雪」の文字が使われていることから、雪の結晶を描きたいとのご希望でした。慎重に構図を頭の中で考えていらっしゃるのか、腕を動かしながらイメージトレーニングをした後、黙々と文様を彫ること約一時間。出来上がったのがこちらです。
なんとも素晴らしい雪の結晶が出来上がりました。お話を聞くと、金沢で蒔絵を体験されたそうで、沈金もやってみたいと思いその足で車を走らせて七尾へいらしたとの事。ご来店有難うございました!
◇沈金とは
沈金とは、輪島塗の加飾のひとつで、塗面に鋭利なノミで文様を彫り、そこに薄く漆を塗って金箔や金粉を押し入れ、文様を浮かび上がらせる技法です。基本的な線や点の彫りに加え、コスリ、片切など、刃先の形状によって多様な彫りがあります。
なかでも、沈金は絵を描くのとは違い、椀や棗(なつめ)など湾曲部を持つものに対して沈金を施すということは高い技術を必要とし、職人の積み上げてきた経験と精神力が作品に反映される技法であります。
◇旅の思い出に
漆陶舗あらきでは、伝統工芸を身近に感じていただけるようにと、沈金体験コーナーを開設しました。一名様からでも気軽に体験していただけます。
お電話でのお申込み・お問合せ 0767-52-4141 沈金体験ご予約フォームからも受け付けています。