輪島塗コラム
復興のかけ箸
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本日、輪島よりお箸が届きました。輪島塗のメーカーさんはどこのお店も地震の被害が大きく、中でも箸屋さんはどのお店も壊滅的で大変な思いをされています。そんな中、なんとかご用意が出来ましたと送ってくださいましたお箸です。多くのものを失ったその中でも、輪島塗の伝統を絶やさないようにと、輪島塗の職人さん達も避難生活を送りながらでも、少しずつですが前向きに生活をされているようです。
こちらのお箸は南天の実を描いた夫婦箸セットです。ナンテンの名前は中国の漢名「南天竹」「南天燭」に由来します。「ナンテン」という語感が「難(ナン)を転(テン)じる」に通じるというところから縁起木としても親しまれています。
その夫婦箸をお客様が早速お買い求めくださいました。県外からの復興支援に携わる方々にお渡ししたいということで、お熨斗には「復興のかけ箸」と書かせていただきました。
輪島塗のお箸に「復興」への思いを込めた記念品です。どうか贈りての思いが届きますように…