山中塗 胴張型花入れ あけぼの塗
艶やかな漆塗の花入れです
艶やかに塗り上げた山中塗の花入れです。
足元の黒から赤へとグラデーションをつけたあけぼの塗とうい技法で塗られています。
こちら、一点ものの商品となります。
◆産地:石川県山中町
◆内容:1本
◆サイズ:経約5.3cm×高20.3cm
◆材質:欅
◆塗装:本漆塗り
◆箱寸:8.6×21.5㎝×高8.3㎝
◆箱:化粧箱入り
あけぼの塗は熟練された職人(塗師)によって丁寧に仕上げられています。凛とした塗の花入ですので、床飾りとしても十分存在感を持っています。
胴張型とは、轆轤を使い職人が一本の木に鉋をあて、滑らかなアーチを均一に形成した姿を言います。ふっくらと丸みを帯びたフォルムは、これこそ職人技と言える作品ですね。
寸胴型(筒形)に比べて、とても手間暇がかかる作品となっています。底の部分にはフエルトが貼られているため摩擦によるこすれ傷がつかないように配慮されています。
口部分には金属製のオトシ(カップ)がきっちりとはめ込まれていますので、お水を入れても心配はありません。ご使用後は柔らかいふきん等で水気をふき取りよく乾かしてからおしまい下さい。
<山中塗とは>
山中漆器のはじまりは、安土桃山時代の天正年間(1573~1592)。
諸国山林伐採の許可書を持つ木地師(きじし)が越前(福井県東北部)の山間部より石川県山中温泉の上流20Kmにある真砂地区に移住し、「轆轤挽き物(ろくろひきもの)」の技術が伝わったのが起源といわれています。
地場産業としては、全国トップの生産額を誇る一大産地へと飛躍的な発展を遂げています。多様化・個性化するライフスタイルに対応した食器やインテリア用品などの新製品開発に力を注ぎ、ギフト、ブライダルをはじめとする新分野へ進出しています。
◆取り扱い方法
中性洗剤と柔らかいスポンジを使い、普通に湯水で洗っていただいて結構です。
ご使用後は長く湯水につけておかず柔らかい布でお拭きください。
食器洗浄、乾燥機のご使用はお避け下さい。
また、直接太陽の光線にさらしておくと変色したり形に狂いが来る事がありますのでご注意ください。