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輪島塗コラム

輪島塗のお手入れ方法~保存版~

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輪島塗を販売していてお客様によくたずねられることは、「輪島塗はどのようにして洗えばいいのかわからない」とか「輪島塗のお手入れ方法がわからない」という、お悩みの声をお聞きします。確かに、輪島塗は、ああしてはダメ!こうしたらダメ!とタブーとされることが沢山あります。

 

そんな「ダメ!」が沢山並ぶと、使うことがつい億劫になりますよね。ですから、「輪島塗」という冠があるだけに、とても難しいものと捉えていらっしゃる方がほとんどです。

 

そこで、正しい輪島塗の知識や使い方、お手入れ方法を知っていただくことで、輪島塗をもっと身近に取り入れてもらえたらと思い、ここではお手入れ方法や使い方をご紹介させていただきます。

 

 

◇輪島塗の器を使う前に

 

 

輪島塗を手にしたら、まず箱から出し包み紙を外ししばらく放置して下さい。すると漆特有のにおいが少なくなります。その後、ぬるま湯で柔らかいスポンジに中性洗剤をつけて洗い、ふきんで拭きます。それでも漆のにおいが気になるようでしたら、米びつの中に2~3日入れておくのも効果的と言われています。

 

比較的塗の浅い漆器(塗りあがってから時間が経っていない)はどうしても漆のにおいが強く感じられます。しかし、その匂いも日が経つごとに徐々に抜けていきますので、安心できるにおいになってからお使いになって下さい。

 

 

 

●クレンザーや金タワシで洗うのは厳禁です。傷の原因となります。
●沸騰したての汁物など、極端に高温のものを入れないでください。漆の変色の原因となります。
●電子レンジで温めることは絶対しないでください。ひび割れの原因となります。
●長時間、直射日光に当てないでください。紫外線によって漆が劣化する原因となります。
●陶磁器、金属器と一緒に洗わないでください。陶器とぶつかることで傷の原因となります。
●食器洗浄機、乾燥機は使わないでください。高温乾燥、アルカリ性洗剤は劣化の原因となります。

 

 

 

◇輪島塗のお手入れ方法

 

 

漆器は陶磁器やガラス器と同じように中性洗剤で洗うことが出来ます。ただ、ガラス製の食器や陶器、金属製の器と一緒に洗わないことです。陶器などの食器と合わせて洗うと傷がついてしまうからです。

 

洗い方は、まず中性洗剤を水もしくはお湯で薄め、それをスポンジでよく泡立てます。良く泡立った洗剤を含ませたスポンジで(柔らかい面)優しく洗います。タワシや磨き粉を使ったり、スポンジの硬い方などでゴシゴシ洗うと細かい傷がつき肌艶が無くなります。他の洗い物より10分程先に湯水につけておくと、ご飯などのこびり付きや汚れが落ちやすくなります。

 

汚れが落ちたら、洗剤をよく洗い流します。その後、40℃位のお湯でさっと洗い流すと水切りが早いです。洗った後は、乾いたタオルや布巾で拭き上げます。特にお重箱の角やお椀の底など、水がたまりやすいところは特に 入念に拭いて頂くと良いです。丈夫で少しでも長持ちさせたいと思われる方はさらに柔らかいガーゼや布巾で乾拭きし、風通しが良く直射日光のあたらない場所で干します。

 

漆器を長く使うには、出来るだけ毎日使って素早く洗って拭く事で艶を放ち、使うほどに美しい色合いになっていきます。お使いいただくことで、乾燥も免れますし、漆器にとっても喜ばしい事とだと思います。

 

 

 

 

 

漆器のほとんどの部分は、木でできています。木材は乾燥していてもわずかに水分を含んでいるため、極端な乾燥や継続して光にさらされると肌荒れを起こします。毎日使用したり洗ったりすることによって、水分を与え漆器は喜んでくれます。

 

また、漆器は長時間直射日光を浴びることを嫌います。これは有機物を分解する力をもつ紫外線を避けるためです。長く使用しないお重箱や屠蘇器のようなお道具は、適度に湿度がある食器棚の低い位置がおすすめです。柔らかい紙や布等に包んでおしまい下さい。

 

箱などに入れた場合は、収納した器の絵や写真を貼っておくと取り出しにとても便利です。輪島塗は正しい手入方法で、いつまでも美しい艶を保てます。

 

 

輪島塗は、傷をつけないためににも漆器だけをまとめて扱うのが一番のポイントとなります。洗い物をするときは、先に輪島塗を洗ってしまえば良いと言うことです。また、保温性や保冷性に優れているため、特性を上手にお使いいただければ、普段使いでも大変重宝する器です。輪島塗は手にするととても軽く、つややかな肌触りは使い慣れると、これに勝るものは無い器です。また、たとえ壊れたとしても、修理をして使うことができる一生モノの道具です。輪島塗のお手入れ方法を知ったうえで、輪島塗の素晴らしさを是非体感していただけたなら幸いです。

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