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九谷焼コラム

春を待ち望む花木~椿文様の九谷焼~

 

冬から春の彩りとして親しまれている花、ツバキ。漢字では木へんに春と書いて「椿」。まさに字のごとく、春を待ち望む花ですね。椿の名前の由来は葉の特徴から名付けられたという説があります。常緑樹で丈夫なことから強葉木、艶があることから艶葉木・光沢木、厚みがあることから厚葉木などがなまったとされています。また、光沢を表す古語「つば」に由来し、つばの木が「つばき」となったとも伝えられています。椿は日本で生まれ育ち、世界中に広がりました。ここではその椿の世界をご紹介します。

 

◇椿の歴史

 

椿の歴史は、室町期の茶の湯と並び発展したとされています。万葉集の和歌の中にも椿は読まれ、室町時代には園芸に着手され江戸時代には園芸がブームにもなりました。様々な園芸品を集めた「百椿図」なども描かれ18世紀半ばにはついに椿が欧州に渡ったとされています。

 

 

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◇花の色と形

 

野山によく見かけるのは赤や白といった椿が一般的ですが、椿の花の色は白、桃色、濃淡、紅色の濃淡、黒紅色、紫まで様々です。ただし、青色は存在しませんが20世紀半ばには中国で原種「金花茶」が発見されました。最近ではベトナムでも黄花種が見つかっています。

 

 

 

花の形は一重咲き、筒咲き、抱え咲き、猪口咲き二段咲きの他に多々あり、種類としては実に120種を超える数があります。開花の時期は12月から4月ころで、年間を通して長く親しまれる花です。そのせいもあってか、着物や帯の絵柄にも椿の花が良く用いられている他、石川の伝統工芸品である九谷焼の作品の中にも椿の花を題材に描かれた作品が数多くあります。

 

◇九谷焼の椿

 

九谷焼【山田義明】作椿抹茶茶碗41,800円(税込)▷こ抹茶茶盌をもっと詳しく見る

 

 

 

九谷焼【美山富】作椿4号香炉165,000円(税込)▷この香炉をもっと詳しく見る

 

 

九谷焼【山田義明作】椿一輪生(木箱入り)38,500円(税込)▷この花瓶をもっと詳しく見る

 

 

これらの作品は全て九谷焼の作家による作品です。作者が違えば、椿の花もそれぞれ個性あふれる作品ばかりです。お抹茶茶碗に描かれた大輪の椿は亭主からの最高のもてなしになります。また、一輪挿しに描かれた椿はお花を入れなくても絵になる作品ですね。このように作者は変われど、椿を愛でる心は十人十色です。

 

◇椿の名所

 

 

最後に、日本各地には椿の名所とされている地域がたくさんありますが、ここ石川県のお隣富山県にも老谷の大つばきが有名で、幹回りが3.78m、樹齢500年のヤブ椿が見どころです。また、石川県は椿の園芸品種がたくさん生まれた地域です。日本三名園の一つに数えられる金沢市の兼六園や、野々市市に在る野々市中央公園 「ののいち椿館」・「椿山」も見どころが沢山で多くの椿に出会える場所です。ぜひお越しくださいね。

 

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